AEROVISIONは、「独自開発の超音波式風向風速計ULSA」を組み込んだリアルタイムの気流可視化システムです。
気流の計測に使用する超音波式風向風速計は、超音波により非接触で計測することで微かな風の動きを捉えられることから、従来の風速計をはるかに凌駕する性能を有します。
微風から強風に至るまで高精度かつ高速に応答し、さらに水平360度どこからでも風と風向きを捉えることができます。
このシステムでは、部屋や空間の中にグリッド状に配置された風速計からワイヤレスで計測情報を受信します。
PC(ブラウザ)上では各ポイントで得られた風向・風速や音響温度などを滑らかな流線とグラデーションでリアルタイムに可視化します。
AEROVISIONなら、屋内のわずかな気流の滞りさえも見逃すことはありません。
【人が集まる施設】病院、学校、オフィスなど
【産業施設】工場、クリーンルーム、ハウス栽培など
2020年から猛威をふるいはじめたウイルス感染症はこれまで社会のさまざまな場面に大きな影を落としてきました。
4年という歳月を経ても感染の波は一向に収束を見せていません。
AEROVISIONを使用することで、人が集まる環境における効果的な換気方法を探ったり、
空気の流れが重要な産業用途で、これまでよりも精細かつ直感的に空間気流をモニタリングすることが可能になります。
STRATOVISIONは、成層圏に低コストで到達可能な気象観測用気球の制御回収技術に挑戦するべく2020年にスタートした個人プロジェクトです。
2022年に滑空回収型気球システムを実現していく過程で、微風から強風まで精度良く、そして極限環境下でも使用できる、
万能型の対気速度計(≒風速計)が必要となり、独自に超音波風速計を開発しました。この技術の発展としてAEROVISIONが生まれました。
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