センサと連動して常に天地が固定された映像を提示するデバイスです.
ハードウェア構成には,
(8x8)面x6パネルで384個のシリアルフルカラーLED(WS2812)を搭載し,マイコンはESP32-S3(M5Stamp-S3)なのでBluetooth経由でスマートフォンからパターン切り替えや明るさ調整など操作をすることができます.IMU(9軸姿勢情報)BNO055から直接姿勢のquaternionを取得して姿勢計算に使用しています.
電源はCR123Aを2個使用し,6Vを5Vに降圧して使用しています.連続運用で1.5時間程度で充電池の場合2セットで連続運用可能です.
原理的には
パノラマ画像を読み込んで,センサで回転させたLEDの3次元位置からパノラマ画像上の表示するべき色を取得して表示します.
今回パノラマ画像は上下(空と水),ストライプ,2つの円の3種類を用意(画像の右上にテクスチャを表示)しました.動画では見せていませんがスマホからテクスチャを切り替えられます.
atan2やsqrtなど負荷の高い計算を毎フレーム全てのLEDについて負荷の高い計算をしなければならないため,近似計算を入れて高速化して35fps程度まで高速化できました.回していても違和感が無い映像を提供できています.
・元々はジャグリング用に開発されたものなので,ダンスやパフォーマンスをする演技者
・ゲームなどエンタメを楽しむユーザー
・cubeを回転させても映像の方向が変わらない不思議な体験を提供
・オブジェクトを回転させても絶えず同じ向きに同じ情報を提示し続けることのできる呈示装置
2017年に開催されたGUGEN主催の「東芝FlashAirハッカソン」の最優秀賞メンバーを母体に構成されたプロジェクトチーム
2018年からMakerFaireTokyo,InterBee,横浜ガジェットまつりなどいろいろなイベントで展示をおこなっている.
主に球体をテーマにした作品んが多い.
この作品を共有