あらゆる分野でのデジタル化が進む現代において、書道離れが進んでいます。そこで私たちは書道文化の継承を目的としたプロダクト開発を行いました。
iro-fudeは毛筆練習用のサポートデバイスです。筆先のベンドセンサで曲げ具合を数値化し、筆先の色を変化させることで筆圧を可視化します。使い方としては、まずiro-fudeと見本用紙(グラデーションにより字の筆圧の分布が表現されています)を用意します。iro-fudeのLEDの色が見本と同じ色に光るよう力のかけ具合を調節することで、習字上達の重要な要素である「筆圧」を場所を選ばず手軽に練習できます。
◆筆圧の重要性
書道の上達に必要な要素を探るために学内の書道サークルの代表にインタビューを行ったところ、特に初心者においては筆圧の感覚を掴むことが重要との回答を得ました。iro-fudeはその「筆圧」をカラフルなLEDによって可視化し、リアルタイムであなたの筆圧を直感的に分かるようにフィードバックするので、指導者がいなくても上達できます。
◆特徴
①汚れない
iro-fudeを使用すれば、これまでの書道練習のペインポイントであった面倒な準備や衣服の汚れを気にせずに、手軽に書道の練習を始められます。
②準備が簡単
用意するのはデバイスと筆圧見本の2点!
現状、習字は硯や墨を用意したり周りが汚れないよう配慮したりと、準備が億劫であるという大きな欠点があり、小中学校で義務教育になっているにも関わらず、習字の練習をやりたがる子供は少ないと考えます。また、独自のアンケートを行ったところ、90%以上の人が書道の準備や片付けが面倒だと感じるとの回答を得ました。このような習字の「準備の億劫さ」を解決する為、グラデーションで筆圧が表されたお手本と筆型のデバイスを用意するだけで周りを汚すことなく、手軽に練習できるようにしました。また、お手本の色と光る筆先の色を対応させながら練習するというゲーム性もあり、子供が楽しく習字の練習をすることができると考えています。
③1人でも練習できる
現在の教育現場では1人の指導者に対して複数人の生徒がおり指導が行き届かない場合もありますが、iro-fudeは1人で練習することができるので学習効率を向上させることが可能です。
書道を習い始めた小学生。将来的には学校や書道塾等にてiro-fudeを導入する事を想定しています。
筆圧を重点的に練習する事により書道が上達する事はもちろん、これまで書道の練習につきものであった手や服が汚れる等のペインポイントを解消し、電源を入れて見本をなぞるだけの手軽さを提供します。また、LEDがカラフルに光る事による視覚的な楽しさを提供します。
iro-fudeを使用する事で、これまでの書道よりもさらに楽しく・手軽に毛筆練習をしていただけます。
デザイン工学部システムデザイン学科に所属する大学生4員組。
全員異なる領域を専攻していますが、各々自分の得意分野を活かしてものづくりに励んでいます!
グローバルさも強みで、志高く世界進出も夢見ています。
よろしくお願いします!
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iro-fudeは、筆圧を可視化して初心者でも簡単に書道の上達をサポートし、手軽に練習できる革新的なデバイスですね。<a href="https://jakarta.telkomuniversity.ac.id/en/blue-screen-of-death-bsod-a-phenomenon-that-goes-viral-again/">Telkom University Jakarta</a>
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