「セミ捕り名人」は、音が発生している場所を可視化する装置です。
装置の前面にカメラとマイクアレイを配置し、装置背面のディスプレイに音圧マップを重畳した画像をリアルタイム表示しています。
マイクアレイには7個のmemsマイクが搭載されており、音の発生源の方向を推定できます。
制御にはMaixBitというエッジAI用の開発ボードを使用しています。このボードのマイコン上で音の解析と画像処理を一括して行っています。
電源には単4Ni-MH充電池x4本を使用しています。
電源を入れるだけの操作で稼働するため、どなたでも簡単に使用できます。
検出できる音は人の話し声程度の大きさ以上である必要があり、もっとも大きな音源1か所のみを表示します。
・セミ捕りする人(そのほか音源位置を特定したい人)
・聴覚障害者
・電子工作入門者
・セミ捕りは使用例の一つですが、バードウォッチング、工場のエア漏れ箇所特定、機械装置の異常音発生場所の特定など、さまざまな音源を探索する目的に利用できます。
・聴覚障害者の方は、音の発生位置を特定することができず、生活上での不便や危険を感じることも多くあるため、音源位置認識のためのツールとしてお使いいただけます。
・簡単な構造のデバイスであり、電子工作の入門者向けキットとしても適しています。
1976年、京都生まれ。電子工作を覚えたばかりの化学出身技術者。作ったものが動くのが楽しくて、コロナ禍中に独りぼっちメイカー活動を開始。メイカー友達が欲しくて、コンテスト中心に活動中。
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