〜ちょこっと、ぱっと、未来の防犯〜
防犯の技術・インフラは年々進化しているのに対して、女性の犯罪件数は横ばいです。
これには、犯罪が起こるまさにその【瞬間】には対策がされていないからだと考えます。犯罪被害にあった女性によると、その瞬間は「声が出ない」「腕を引っ張られる」などまともな状態ではないことがわかりました。
また、女性の8割以上が防犯グッズを持ってません。これには【重装備化】が1つの原因と考えられます。既存の防犯グッズに対するイメージを調査したところ「小学生みたいでダサい」「重い」「自分は使うほどではない」など、負のイメージが集まりました。
そこで私たちは「ちょこっと、ぱっと、女性を守る防犯グッズ tocca」を提案します。toccaは落とすだけでブザーを鳴らすことができ、軽量で小さく女性の持ち物に馴染みます。
長期・汎用的な重装備→【瞬間のための最小の機能】
理性的な行動ができない問題→【本能的なインタフェース】
これらを実現することで、女性の防犯対策のハードルを下げ、安心・安全を持ち運べる未来を目指します。
・防犯意識はあるが、防犯グッズを買うには至っていない女性
・既存の防犯グッズに煩わしさや抵抗を感じている女性
【犯罪に直面してパニックになったり、体の自由を奪われても逃げる隙を作ることができる】
・恐怖で体が硬直
・体が震えてうまく手を動かせない
・後ろから抱きつかれる
・腕を引かれる
これらの状態からも、toccaなら音を鳴らして逃げる隙を作ります。
【防犯グッズを持ち歩くハードルを下げる】
・瞬間のための最小の機能なので軽量
・女性の持ち物にも馴染む
・多様なカバーやグラフィック
法政大学システムデザイン科の3名。全員でデザインとエンジニアリングを統合的に考える。
奥村春香…自身の怖い経験から制作を始める。全体のマネジメントとコンセプトを主に担当。
桑嶋玄樹…工作やプラモデルからものづくりに興味を持ち、現在はデザインとエンジニアリングを日々勉強中。内部設計と外観を主に担当。
西眞輝…2年生のときに見に来たGUGENに憧れて参加。組み込みを主に担当。
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