皆さんは子供の頃に切り込みを入れた紙を口に見立ててパクパク動かして遊んだことはありませんか.また,大人になってからは紙幣の肖像画を折り曲げて笑わせたり怒らせたりしたのではないでしょうか.紙を折ったり傾けたりすることで描かれた顔の表情が変わるわけです.一方,私たちが普段喋っている50音はわずか6種類の口の形で表現できます.これらのことから着想を得て,任意の人に任意のことを喋らせる装置を開発しました.100均で購入した竹箸や木製スティックなどで表情を変えるための機構を作り,micro:bitで制御しました.この装置は,口の縦幅と横幅の2軸を制御しているのに,サーボモーターをたった1個しか使わないため,従来のデジタルサイネージとはひと味違った動くサイネージを低価格で提供できるかもしれません.
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アニマトロニクス,ディープフェイク動画あるいはデジタルサイネージに代わる,新たな喋らせる技術の体験ができます.
愛媛県八幡浜市にある診療所の院長を中心としたものづくりユニットです。100均で購入した材料を使って創作しています。
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