家電の電源まで切れちゃう! リアルでスマートなハサミ。
ハサミは、モノを2つの刃ではさんで「切る」道具です。人は先入観から、ハサミが切るのは目に見える物理的なモノとしか捉えていないでしょう。しかし、もし目に見えないモノがハサミで切れたら、まるで魔法のようで楽しくありませんか?
例えば家電の電源。テレビや照明の操作では「電源を切る」という表現を使いますよね。きっと、皆さんはリモコンや本体のスイッチで電源を切っているでしょうが、これをハサミで切ってみようではありませんか。物理的なモノだけではなく、目に見えない家電の通信も切れる、スマートハサミを製作しました。
しくみはとても簡単です。ハサミで切ったアクションをトリガーにして記憶した赤外線信号を、家電に対して送信するのです。すると、一般的なスマート家電同様、自由自在に操作できます。面白いのは、ハサミで切る操作がユーザーインターフェースとなる点です。
家で家電を操作する人。特に子供。
スイッチ操作する楽しさ。普段と違うインターフェースの楽しみ。
IoTエンジニア。ものづくりが好きな人。
自動車メーカーで働くかたわら、ロボットやモビリティを作っている。2020年「魔改造の夜」(NHK)に出演し、注目を集める。各地で行われているものづくりコンテストやMaker Faireで作品を発表。
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