私達のチームでは、電力波形のAI解析によってユーザーの状況を認識し、行動を変容させるホームアシスト・スマートプラグを提案します。
我々が一般的に使用している家電は、使用される電力量や電圧、必要時間が異なるため、電気の流れを具に分析することで、どの家電が、いつ、どの程度使用されているのか推定することが可能です。そして、現代人は置きている間、ほとんど何かしらの電力を利用しているため、自宅に大量の人感センサーや開閉センサーを配置せずとも、なるべくプライバシーを侵害しない形でユーザーの生活様式を把握できると考えました。
全体のシステムとしては、コンセントにホームアシスト・スマートプラグを設置します。この時、特殊な設定は特に不要で、家電をコンセントに指すような形で自然に差し込むことが可能です。ホームアシスト・スマートプラグ内には、電流センサーが搭載されており、各部屋での電力利用状況を読み取り、各家電の利用状況を推定します。
ホームアシスト・スマートプラグ内には、電流センサーのみでなく、赤外線送信機とリレースイッチ、人感センサ、温湿度センサが搭載されているため、状況に合わせて特定の家電(エアコン、テレビなど)を調整したり、赤外線に対応していない家電でもリレーでオンオフするといったインタラクションを可能にします。
この製品の対象ユーザーには、大きくC(一般消費者)とB(電力会社)がいます。
Cは、独居でライフスタイルを自分で律するのが難しい方(若年、高齢者問わず)です。自動で照明を調節したりテレビをつけたりすることで適切な時間の起床・就寝を促すことができます。
Bは、エネルギーマネジメントを行う電力会社を想定しています。電力会社は適切な時間に適切な電力を売り買いすることで収益を得ているため、電力会社は、このシステムを設置した家で、どの家電が、いつ、どれくらい使用されているか分析データを提供できるので、効率的な電力供給を行うことができます(送電ロスの最小化)。また、再エネの発電状況と合わせた、電力のデマンドレスポンスも推進することでSDGsに寄与します。米国などでは±10%ほどの電力利用促進・削減効果があるということで特に注目されており、私達のプロダクトは国内でのデマンドレスポンスの促進に繋がるのではないかと考えております。
大きく分けて、この製品ユーザーにはC(一般消費者)とB(電力会社)がいます。
Cは、独居でライフスタイルを自分で律するのが難しい方(若年、高齢者問わず)
Bは、エネルギーマネジメントを行う電力会社
①一般消費者に対しては、自動で照明を調節したりテレビをつけたりすることで適切な時間の起床・就寝を促すことができます。
②電力会社にとっては、このシステムを設置した家で、どの家電が、いつ、どれくらい使用されているか分析データを提供できるので、効率的な電力供給を行うことができます(送電ロスの最小化)。また、再エネの発電状況と合わせた、電力のデマンドレスポンスも推進することでSDGsに寄与します。
東京大学のハード・ソフトを開発している部活です。
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