神経難病でマウスなどが使えなくなってもスイッチのON・OFFさえできれば福祉用のコミュニケーションツールでPCやスマホを使用することができます。
ただ病状がすすむにつれ入力機器は変更していく必要があります。
押したときの圧力を検出する空気スイッチや皮膚の歪を検出するピエゾスイッチがよく使われています。
病状がすすむと位置決めが段々と難しくなって反応が不安定になってきます。
ケアのため一日数回の取り外しが発生し、その都度設置が必要なため位置決めが難くなると設置できる支援者とできない支援者ができ機器が使えない時間帯ができたりしてきます。
最後は脳波や脳血流になるかと思いますが現状は反応速度に課題があります。
磁気スイッチは脳波の一つ手前で使用するスイッチを目指して開発しています。
メガネ型デバイス
簡易な再設置
反応速度は通常のスイッチと同等です。
視線入力との併用も可能です。
仕組み
まぶたに小さな(直径1,2ミリ)の磁石を貼り付けます。
磁気検出ユニットを取り付けたメガネ状のデバイスをかけます。
(包帯等でデバイスを頭部に固定してもOK)
まぶたを動かしたときの微小な動きを磁気の変化として捉えます。
特徴
・2つの磁気センサを使って体動による地磁気等の磁気変化を打ち消します。
・オーバーグラス可能
・微小変異を検出できます。
・長押し動作ができます。
・病気の進行で空気スイッチやタッチスイッチが使いづらくなってきたユーザ
・センサの位置調整で苦労している支援者
・引き続き福祉機器を通してのコミュニケーションができること。
・支援者は位置調整がラフになり再設置に時間を取られないこと
「タブーじゃないぜ」を合言葉に,リハエンジニアが集ってアシスティブテクノロジーによる機器の開発と提供をしております。
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画像認識ではなく磁気センサーでまぶたの動きを検出さついるの凄いです!
返信ここまでの完成度ではないかもしれませんが、似たようなコンセプトで曲げセンサで鼻のピクピクを検出していました。
現在私もAtom Matrixに移行中です。
https://gugen.jp/subscriptions/work/1205