将来のオートバイ市場は電動化が進み、エンジンが淘汰(もしくはエンジンバイクの生産が極めて縮小される)ことは明らかです。
エンジン搭載の市販されてきたバイクは、部品製造の終了や増税・車検取得が出来なくなる等、所有し乗るためのハードルが高くなることが予想されます。
結果として所有者が手放し大量の廃バイクが発生することになります。
この製作手法は、バイクをスクラップすることなくエンジン以外を再利用することで、再び電動として走行させることが可能です。
これは乗りたい(デザインの)バイクを乗り続けるためのコンバーションまたはデザインの一例として製作しました。
組付け部品に対しても「機能」を持たせ「ダミーや飾り」にならないよう考慮し製作しています。
レシプロエンジン搭載のバイクが公道走行できなくなった世界での、過去販売されたエンジンバイク(または過去の車体デザインのバイク)に乗りたい人。
昔憧れたエンジン搭載バイクを、当時に近い形状で電動車として公道走行させる。
または、メーカー量産型として上記と同じコンセプトで市場に展開し選ぶ選択肢を増やす。
製作者はバイクと電気が好きな建築技術者。
2016年6月から250ccのフレームで製作を開始
2017年4月に走行し2週間後に走行中全焼
再製作し2017年9月には2号機完成
2号機のデータを基に3号機を2017年12月から2019年4月で製作、同5月に充電中の火災により損傷し解体
2019年6月から2020年9月、4号機(現車体)を製作
数々の仕様変更を行い今に至る
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