【要約】
・ゴミ箱がいっぱいになると即座の袋交換を促すデバイス
【背景】
通勤や通学のため家を出ようと思ったその時、「あぁ今日ゴミの日だ。でも、袋交換するの面倒だし来週でいいや・・・。」なんて思ったことはありませんか?
私はあります。
そもそも家事を後回しにしていること、通勤通学モードに入って靴まで履いたのにわざわざ戻りたくないこと、駐車場と反対側のゴミ捨て場まで歩きたくないこと、、、。
来週でいいやと思ってしまう理由は様々。
”いっそ力技で強制的にゴミ袋を交換する仕組みを作っては?”
そんな発想からこのデバイスは生み出されました。
【構成】
マイコンとしてArduinoを採用しました。
超音波センサの測定値を入力としてMOSFETのゲート電圧を制御し、回転灯ON/OFFを切り替えています。
【動作】
ゴミ箱のフタの裏に取り付けられた超音波センサにより、ゴミ袋内のゴミ表層までを測距します。
計測値が設定されたしきい値未満となる状態が一定時間以上継続すると、回転灯のスイッチONされます。
逆に、ゴミ袋が交換され、計測値がしきい値以上となる状態が一定時間以上継続することでスイッチOFFされます。
なお、フタを取り外すだけでOFF状態となることを防止するため、OFF判定には上限値と下限値内を設定しています。
袋を交換しないまま放置していると、電池が切れるまで回転灯は回り続けます。
近隣の方々に事件と勘違いされないよう、我々はすぐに消灯しなければなりません。
【まとめと今後の計画】
今回はアイデア具現化のプロトタイプとしてリリースいたしました。
そのため、いくつもの大きな課題を解決する必要があります。
・外装の改善
・ゴミ箱形状によらない最適化手法の検討
・判断アルゴリズムの高性能化
上記の通り、デザインや検知精度には改善を要します。
今後、アイデアをより実用的なプロダクトへと近づけていきます。
また、より強制力を持たせるため、いっそ玄関のドアを強制施錠してしまえばよいと考えています。
市販のIoTサムターンロック装置を用いることを想定しています。
ブザーやスピーカーによる警告音を加えれば、さらに強制力は増すと考えています。
・朝、仕事に行くとき、「あ、今日ゴミの日だ。でも袋交換するの面倒だし来週でいいや・・・。」と思ったことのあるすべての人々
・明日できることは明日やる派の人々
主に以下の二点を提供します。
・家事の後回し防止による習慣改善
・ゴミ袋の常時利用可能化による生活水準向上
Taida Solution Innovators は、”不便であることが生み出す価値”に着目したアイデアの立案と具現化を主たる活動としています。
そうすることが、イノベーションを生み出す一歩になると信じているからです。
暮らしを便利にするソリューションは、数多くの企業や人々によって生み出され続けています。
我々はそれとは異なり、”不便”に着眼してイノベーションの種蒔きを行うのです。
この作品を共有