「HAJIKERU」は、アニメや映画のように手からビームを撃ち出してヒーローになったような感覚を体験することが出来ます。
装置の台の上には赤外線光電センサが16個上向きに並んでいます。体験者が腕を突き出す動作をすると、センサが腕を検出し、腕の位置の送風機を動作させて発泡ビーズを噴き上げ、同時にプロジェクターからカラフルな映像の投影を行います。体験者の多くから「まるで自分の手から光るビームを発射しているようだ」との感想が得られました。
また白い発泡ビーズはプロジェクターの光を強く反射・拡散するため、何も無かった空間に発泡ビーズを噴き上げることで、白色で不透明のスクリーンを瞬時に作り出することが出来ます。また、この発泡ビーズのスクリーンは物や人間が通過することが出来るため、コンサートや舞台、各種アトラクション、サイネージなどで従来のスクリーンでは出来なかった演出が可能になります。
従来から、何もない空間にスクリーンを作る技術として、霧や噴水を使う手法(フォグスクリーンやウォータースクリーン)がありましたが、透明な水を使用するため、「向こう側が透けて見える」「明るい場所で使用できない」「背面から映像を投影しないと見えづらいため、装置構成に制約がある」等の短所がありました(例外:AquaFall Display. https://youtu.be/eQZ0-xftG6o )。発泡ビーズを使う方法では、このような問題は解決されています。
全世代 特に子供
普通では体験できない体験
ものつくり大学客員教授、お茶の水女子大学学部教育研究協力員
的場ラボ(個人事業主)主催
仮想世界と実物体を融合した新しいインターフェースを研究中
ACM SIGGRAPHやArs Electornicaへの作品出展をはじめLaval Virtual Awards 2013 グランプリ、アジアデジタルアート大賞展 優秀賞(2012・2013)、WBSトレたま年間大賞(2013・2017)他受賞
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