【作品の概要】
テレワーク中の室内のCO2濃度をモニター。
カーテンの「動き」や「膨らみ」によって換気の必要なタイミングを報知します。
【制作の背景】
2020年以降テレワークが急速に普及し、「自宅」と「職場」が一体化。
オンラインでのミーティング中、ドアや窓を閉め切って仕事をしていると、時折頭痛や疲労感をおぼえることがあります。
私たちの呼気から出るCO2は、限られた自室の空間において、想像より早く蓄積し私たちの体調や作業効率に影響するのです。
【私たちの提案】
CO2濃度のモニターと私たちの住空間。「数値情報」と「日常生活」。
それらをシームレスに接続するために、私たちはCO2濃度計をカーテンというインテリアの中に隠しました。
無機質なデジタルモニターや鬱陶しい警告音ではなく、人の深呼吸を模した柔らかな「動き」と「膨らみ」によって、
適切なタイミングでの換気を促し、テレワークの空間をデザインしました。
【未来の普通】
このような「穏やかなデジタルデバイス」によって、デジタルと日常が滑らかに融合していく社会が
私たちが魅力的だと感じられる「未来の普通」だと考え、Ventyを提案します。
テレワークで長時間自室にこもることの増えたテレワーカーや学生。
作業に没頭して換気や休憩を疎かにしてしまう在宅ワーカー。
適度な換気を促し、テレワーク時の空気環境やユーザーの健康をサポートします。
日常生活や生活空間に溶け込みながら、必要な環境情報を穏やかに伝達します。
法政大学デザイン工学部システムデザイン学科 4年 川合晴斗
法政大学デザイン工学部システムデザイン学科 4年 長谷川ひろな
東京大学大学院 修士1年 周いりん
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