より質の高いサービス提供とQOL(生活の質)向上や要介護者の死亡原因1位である誤嚥性肺炎リスクを減らすために口腔ケアは欠かかすことができないサービスである。しかし、口腔内に蓄積する歯垢や歯石は見た目では分からないため、歯磨きなどの口腔ケアを「やっている」という認識でしかない。
本提案の機器は、目では見えない歯垢・歯石などの口腔内細菌を光学的に可視化して、口腔ケアを「できている」という認識へすることを可能とする製品を提案し、口腔環境を整えることに一躍を担う。
既存の方法との比較
口腔内の細菌を可視化する手法としては、歯垢着色剤や着色液がある。この薬剤は、2つの課題がある。第一に、歯を汚すことが多く、介護施設などではサービスを受ける側から嫌がられ、サービスを提供するスタッフも終わった後の清掃が大変で多くの時間を要する。第二に、洗面所など水回り環境下でやる必要がある。寝たきりなどは洗面所へ移動させることができず口腔ケアが疎かになることがある。
子を持つ母親、歯磨き意識の高いユーザー、病院・介護施設で他人の歯磨きを行う専門職
上記の2つの課題に対して、本機器は歯を汚すことなく、場所を選ばずに歯垢・歯石など口腔細菌を可視化することが可能となり、ユーザーの効率化に大きく貢献することを可能とする。
学校卒業後、大手電機メーカーで光学設計業務に従事、大手電機メーカー退職後独立し、光学設計、Iot・AIを活用した歯科業界へのパラダイムシフトを推進している。
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