現在の歯科医院は戦後に糖類が普及し、虫歯患者が多かったため戦略的に歯科医養成を行ったが、現在、歯科医は14,000人過剰である(2017年厚生労働省)ため、歯学部の定員を減らす、また、歯科医師国家試験の基準のさらなる引き上げなどの動きがある。つまり、昔のように虫歯を待って、削るだけの歯科医院に対して、歯科医院の働き方改革が求められる。
そこで、成人男性の約8割が罹患し(e-ヘルスネット 厚生労働省)、治療を行ってない歯周病に着目した。歯周病検査はプローブという細い針を刺す“痛い”、何をされているのかわからない“恐怖”、歯医者などでしか検査できない“面倒”の3重苦(痛い、怖い、面倒)である。この3重苦(痛い、怖い、面倒)もあり、歯周病検診の受診率は全国で4.3%と推定されており(口腔衛生学会雑誌,Vol.68)、引き上げることが求められる。
本作品は、スマートフォン、画像処理技術、AI分類器を組み合わせることで、歯周病専門医の眼を再現するテクノロジーを保有し、スマートフォンで写真を撮るだけ現在の歯周病検査の3重苦(痛い、怖い、面倒)を解消することができる。このテクノロジーを使うことで歯周病罹患者の掘り起こし、治療の動機づけをおこなうことで使用者の健康という価値を提供することができる。
国民健康保険者向け(市場規模:3,600万人)、企業の健康保険者向け(組合管掌健康保険 2,900万人、共済組合900万人)へ健康管理として見込める。
普及が進まない予防、未病発見に対して、気付きを提供することができ、治療の動機づけをすることによって、人生100年を生きるための健康貯金という価値を提供することができる。
応募チーム代表プロフィール
学歴
九州大学大学院 修了
職歴
大手電機メーカー入社
リアプロジェクタの開発業務
フロントプロジェクタの開発
子会社の新規事業開発室
大手電機メーカー退職
歯っぴー?椛n業 代表取締役就任
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