本作品は被保護施設(幼稚園、保育園)の先生や園児の親が、園児のことをより理解してサポートしてあげたいニーズに応えるために、園内で過ごしている時間の園児間の関わりや、遊具で遊んでいる状況を知ることができるサービスです。
被保護施設において、保母さん・保父さんが一人でみる園児の数はさまざまですが、十分に面倒を見切れないこともあると考えます。親御さんに対しても、だれだれちゃんと仲が良いとか、よく●●で遊んでいる、といった話をしきれないこともあるでしょう。
そこで私たちは、デバイスを使って緩やかに知ることができる仕組みを構築しました。稼働環境は3つに分けられます。1つ目は園児や先生、もしくは遊具につけるためのビーコンです。これにはBLEがついており、園児間や園児と遊具の距離を測ることができます。C言語で開発し、Nordic Semiconductor 社が提供する nRF51822 + nRF51 DK ボードを使って開発しました。2つ目はビーコンのデータを収集するためのデバイスです。Raspberry piに無線LANとBLEのドングルをつけており、園児の距離のデータを収集します。Python + BlueZで開発し、Python 上で gattlib の API をコールして Central 機能を実装。収集したデバイスデータの各種送信は fluentd を採用しています。3つ目はデバイスからネットワークを通じてデータを可視化するためのクラウドです。サーバ側はMySQLとMQTTを使っています。
ニフティ株式会社でIoTデザインセンターというサービスを行っています。
今回の応募作品はIoT専任のエンジニア「IoTLab」が、開発したものになります。
フロントエンドからデータ解析までさまざまなスキルを持ったエンジニアがいます。
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