「FuuFuu」は吐息(フーフー)を大切な人へ送り、シェアするIOTプロダクトです。
スマートフォン上では様々なアプリがあふれていますが、コミュニケーションに関していえば、音声通話やテキストメッセージをやり取りしているに過ぎません。私たちは、それらに新たな体験を付加し、スマートフォンを介したコミュニケーションを再定義することを目指します。
本プロダクトでは、離れた人の息遣いを感じることができます。例えば、1人の人気アイドルの「フーフー」を多数のファンに感じてもらう事や、残業で帰ってこれないお父さんが食事中の子供たちの食べ物を「フーフー」してあげることで、新しいコミュニケーションのカタチを提案します。
これらを実現するために専用システム(アプリとガジェット)を開発しました。スマートフォンのマイクに吹きかけた吐息を、インターネットを介し遠隔地にいる不特定多数のユーザーにリアルタイムでブロードキャストすることができます。さらに、送信された吐息はデータベースにアーカイブされ、過去の吐息を参照することが可能です。
吐息の解析には、私たちが独自に開発した吐息解析エンジン「Fuuリエ解析エンジン」を用います。これは、スマートフォン内蔵のマイクで取得した音源を周波数解析(フーリエ解析)し、吐息部分の特徴量だけを抽出することができます。吐息の強弱を数値化し、インターネットを通じてデータを送信します。
吐息の再現には私たちが開発したオリジナルのガジェット「FuuFuuファン」を用います。回路基板は独自に試作を行いました。アプリで数値化された吐息データを使用してガジェット内蔵のファンを回転させます。吐息の強弱や息継ぎを再現しつつ、送信者の吐息を物理的な「風」として出力します。デジタルデータを物理的な体験へと変換することができます。
私たちは全員社会人で結成したウィークエンドエンジニアユニットです。週末になると集結し、なにやらクリエイティブな活動をおこなっています。
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