「ミニチュアとリンクするVRの町」は、現実のミニチュア空間とVR空間を融合させ、今までにない体験を提供するプロジェクトです。ユーザーはVRヘッドセットを装着してミニチュアの世界に入り、リアルな操作感と臨場感を楽しみながら探索できます。さらに、VR内での動きが現実のミニチュアにもリアルタイムで反映され、例えばVR内でドアを開けると、ミニチュアのドアも同時に開くようになっています。この仕組みにより、デジタルと現実がリンクし、現実世界とデジタルの世界を行き来する新しいインタラクションが実現します。
また、ARゴーグルを使ってミニチュアを見ると、VR内にいるユーザーの動きをアバターとして表示でき、VRでのアクションをミニチュアを通じて確認することが可能です。これにより、VRユーザーとミニチュア観賞者が同じ空間を異なる視点で共有し、リアルタイムで双方向のコミュニケーションができます。VR内で動かした物や示したポイントがミニチュアで表示されるため、観賞者もその動きを見て楽しむことができます。
この技術は、単にミニチュアを観賞するだけでなく、自宅で飼うことができるバーチャルキャラクターとしても楽しめます。ユーザーはミニチュアの家にバーチャルキャラクターを住まわせ、友人のオンライン通知や推しのライブ配信の開始にバーチャルキャラクターが反応して、ミニチュアの家のライトが点灯したりドアが開くなど、まるで小さなパートナーと過ごしているような体験が可能です。さらに、バーチャルキャラクターが「本を読む」と部屋の照明が温かい色に変わる、音楽を流すとスピーカーが光るなど、環境がリアルタイムに連動します。バーチャルキャラクターは、日常の癒しやエンターテインメントを提供する存在として、新しいインタラクティブ体験を提供します。
このように、「ミニチュアとリンクするVRの町」は、現実のミニチュアとVR空間を融合させ、ユーザーにリアルな視点から新しい体験を提供していきます。VR内の動きがミニチュアに反映され、その行動を観賞できることで、デジタルとフィジカルの境界を超えた双方向のコミュニケーションが可能にしていきます。最終的には、バーチャルキャラクターとの共存を楽しめるよう、日常に癒しとエンターテインメントを加えた、次世代のインタラクティブ体験を実現します。
初期段階ではミニチュアを取り扱っている博物館や美術館にこのサービスを販売します。将来的にはAIキャラクターが過ごすミニチュアをVtuberなどの特定の推しに時間やお金を使うファンへ提供していきます。
このプロジェクトは、現実とデジタルが融合したインタラクティブ体験を提供し、VRとARの連動でユーザーに新しい視点から楽しめるコンテンツを創出します。クリエイターやエンタメ愛好家には独自の表現や制作の場を提供し、教育機関や展示施設ではリアルタイムの双方向コミュニケーションによる学習・観賞体験の向上を図ります。
東北大学の学生団体LaboRoboとメタバース研究会が協力し、AR・VR技術を活用したソフトウェア開発を進めています。LaboRoboは実験・作業の効率化を目指し、自動化ソリューションを提供する団体であり、メタバース研究会はメタバース技術の「面白さ、楽しさ、役立ち」を追求しながらコンテンツ制作を行っています。両団体の協力により、新たな技術の融合や社会課題の解決を目指します。
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