「のーてぃしゅー」は靴の加水分解を防ぎたいという思いから製作が始まった靴ベラ型デバイスです。
靴の加水分解とは、靴を長期保管している時などに、靴底に使用されるポリウレタン等の素材が水分と結びつき靴底がバラバラに砕けてしまう現象のことです。
靴の劣化は加水分解と、他にも微生物分解・熱酸化劣化・光酸化劣化など様々な要因によって引き起こされ、完全に防ぐのは難しい現状があります。
そこで、靴の履いていない期間をLEDで表示することで、ユーザーに定期的な点検とこまめに履いてあげることを促すデバイスを提案します。
靴を履くという日常の行為に馴染むよう靴ベラと一体化したデバイスにし、ICタグをかざしてタイマーを止めなければならない仕組みによって、保管していた靴を取り出すことを促します。
ICタグは充電不要でクリップ型になっているため、シューズケースやシューズボックスなど様々な場所に付けることができます。
加水分解などによって靴が傷んでしまわないか不安な人。
長期間 靴を保管していて管理する目安が欲しい人。
靴のこまめな点検の目安になり、長期保管による劣化を予防する手助けになります。
靴ベラと一体化したデバイスによって、通知を確認するという行為を、靴を履くという日常の行為と合わせて行うことができます。
法政大学デザイン工学部システムデザイン学科でプロダクトデザインを学ぶ学生によるチームです。
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