「足の発汗や足ムレによる悪臭に苦しむ人の悩みを解消したい。」
そんな思いで開発したのがAirShoeである。仲間の一人が足のニオイに悩んでいることを知ったことがきっかけでアイデアを着想した。さらに事前のアンケートをとったところ(回答者数38人)、これまでに自分の足のニオイが気になった経験を持つ人は82%という結果となり、足のニオイを解決するニーズはあることがわかった。また、国内には約260万人が足の多汗症に苦しんでいるというデータもあり、AirShoeはこうした方々へのソリューション提供ともなりうるのではないかと考えた。
履いても痛くないよう柔らかい素材を使用して3Dプリンタで造形されたAirShoeには、つま先部分と内側側面部分に1つずつ搭載されたファンの動作によって靴の中が換気され、熱のこもりを防ぐことで発汗や足ムレによる悪臭を防止する。操作はBluetooth通信によってスマホから可能であり、AirShoe専用のアプリも開発中である。(現在は既存のBluetoothアプリを使用)
バッテリはアウトソール部分に埋め込まれており、靴底からワイヤレス充電が可能な仕様となっている。
外側側面に取り付けられたプリント基板がウェアラブルデバイスの存在感を出しており、ガジェット好きな人々のニーズにも応える仕様となっている。
メインターゲットは日本に約260万人いるとされる足の多汗症で苦しんでいる人をはじめ、国内外のムレによる不快感や悪臭に悩んでいる人。またウェアラブルデバイス等最新のガジェット好きもターゲットとして想定。
靴の中を換気し、熱のこもりを無くすことで発汗や足ムレによる悪臭の発生を防止する。従来のニオイ対策が消臭スプレーや乾燥剤、天日干しや靴の丸洗いといった事後対策であったのに対し、AirShoeの使用により事後対策のわずらわしさを無くし、そもそもニオイを発生させない予防対策が可能となる。また思わず自慢したくなるような、最新ウェアラブルデバイスを操ることの楽しさも提供する。
名古屋大学の同じ研究室を卒業したメンバー4人で構成。現在は内3名が自動車部品メーカーにて開発設計業務に携わり、1名は同研究室の博士後期課程に進学し熱分野の研究に取り組む。業務や研究では中々実現できない、「自由な発想で自由な物作りがしたい」「ゼロから何かを生み出したい」という共通の思いを抱いていた中、仲間の一人が足のニオイに悩んでいることを知ったことをきっかけにAirShoeを着想し開発着手。
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