▽マスクに簡単に取り付けできる小型拡声器です。マスクで職員や店員の声が聞こえづらい!という不便さを解消するため、マスクに取り付けてクリアに音が聞こえる製品の開発を行っています。
▽あるスーパーのレジ店員さんにおじいさんがこう言っていました。
「レジの前にある透明ビニールとマスクで何を言ってるかわからん!マスクを取って喋れ!」
マスクは人の命を守る一方で、確実にコミュニケーションの壁を作っていると感じました。もともと日本人は自己アピールが苦手と言われていますが、マスクの使用によって声が届きにくい分、増々、自己アピールをあきらめたり、そうしたチャンスを逃すことにもなりかねないと感じました。私も、しっかりと声を届けるため、ヘッドセットを付けてスピーカーを腰に装着する機器を使用していましたが、ビジュアル的な問題と、装着の煩わしさがあり使うのをやめてしまいました。
▽そこで、マスクに簡単に取り外しができ、かつスタイリッシュな小型拡声器があったらいいなあと思い、個人的に開発を始めました。
▽新型コロナウイルスの蔓延により、マスクの使用はこれからの時代、必須となることが予想されます。ある程度コロナが収束し、たとえ一般の方々は使用しなくなったとしても、医療従事者、介護者、保育士、店員などサービス提供者は社会通念上、使用せざるを得なくなる状況だと言えると思っています。
▽画像は現在の試作品です。とても見せられるビジュアルではありませんが(;\\'∀\\')まずは、感覚をつかむために自分で試作してみました。音量や音質的には、マスクをしていても、声が少し大きく聞こえ、特に、高齢者が聞き取りにくい高音域が聞こえやすくなっています。
ユーザーはレジの店員、介護関係者、県庁や市役所の窓口の方、など声をしっかり届けないといけない職業の方全般となります。
大音量ではありませんが、マスクをしていても普通にしゃべるより少し大きく、年配の方が聞こえづらい高音を強調した音声を出せる拡声器となっており、窓口でのスムーズな会話が可能になるかと思います。
・2018年 4コマ漫画「うさぎのくりちゃん」をインスタグラムで連載する @usaginokurichan
・2019年 大分市に私設図書館 栗茶庵を開館
・2020年6月 マスク用小型拡声器を発案
・2020年8月 マスク用小型拡声器を実用新案出願
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