「なんだか、こいつが家に来てからなんだか元気になった。」がコンセプトの高齢者向けパーソナルヘルスケアロボットTatalan。
飼い犬のため散歩に行く飼い主と犬の関係に着目。その構図を様々な健康的な生活習慣への動機づけに応用し、高齢者の生活不活発病(廃用症候群)を防止するロボットです。
ポイントは、ロボットが高齢者の為にお世話をするわけでなく、高齢者がロボットをお世話するとそのお世話が実は健康的な生活習慣に結びついているというところです。また、愛らしいロボットのハードウェアを備えることでスマートフォンやウェアラブル端末より効果的なインターフェースになりえると仮説を立てています。
これらの工夫により、強制感・矯正感をなくし長期に継続して健康的な生活習慣を送れることを支援するデバイスになっています。
男女の高齢者(特にアクティブシニアがフレイル状態に陥る過渡期の高齢者、70代前半?80代前半)
以前は健康的な生活習慣を送るには、「健康」そのものを意識しなければなりませんでした。
しかし、Tatalanがユーザのもとに行けば、そんなことを意識する必要はなくなります。
Tatalanを可愛がって、お世話をしているうちに無意識に健康的な生活習慣に惹きこまれていくからです。
これにより、高齢者の生活不活発病(廃用症候群)の発症予防という価値を提供します。
同志社大学京田辺校地内にある同志社ローム記念館を活動拠点とするモノづくりプロジェクト。「スキマ的発想でヘルスケアに革命を起こす」をビジョンにヘルスケアデバイスを研究・開発しています。
理工学部・生命医科学部の学部生を中心に9名の学生で構成され、日々新たなデバイスの開発に勤しんでいます。
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