シートの大きな姿勢変化を可能とした全方向移動型パーソナルモビリティビークルです。パーソナルモビリティビークルとは1人ないし2人乗りの移動機器を示します。コンパクトに多自由度、多次元の動作が可能なメカニズムが存在します。そのメカニズムをパーソナルモビリティビークルに適用することで姿勢変換の機能を実現しています。
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現在普及しているパーソナルモビリティビークルには2つの問題点があります。1つ目は走行性能が良くないことが挙げられます。小回りが利かず、その場で回転することができません。2つ目はお年寄りが機器の乗り降りに苦労することです。従来のモビリティビークルは座席の高さや傾きを調節することができません。PCVは全方向移動可能であり、座席に大きな傾きを生み出すことが可能なのでお年寄りも機器に乗りやすくなります。
法政大学大学院 デザイン工学研究科 システムデザイン専攻
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