朝の街、ゴミ収集所が荒らされ、ゴミが散乱してることがあります。自分の住む町の景観が悪くなるとともに、さわやかな朝がとても不快な朝になってしまいます。加えて、ゴミが荒らされることで、個人情報の漏洩などのリスクも発生します。
ゴミを荒らす犯人はカラスです。カラスは強い光に怯える習性があります。その習性を利用し、ゴミ収集所に集まるカラスを追い払うためのデバイスを作成しました。
<デバイス構成>
レーザーポインターなどでカラスを追い払う例が多数実証されています。このデバイスはカメラで捉えたカラスを、特徴量検出による位置検出とサーボモータの連動によって自動追尾し、カメラの中心にカラスが写ると、カメラとともに取り付けたレーザーポインタを照射します。RaspberryPiによってカメラ・モータ・レーザポインタの制御を行い、電源はモバイルバッテリーにて供給しているためケーブルレスでの駆動を可能にします。
<今後の展望>
?@安全対策
顔判別機能を盛り込むことで人が映り込んだときには、たとえカラスが写っていても安全性を考慮してレーザ照射をしないようにします。
?A実際のカラス認識
実物のカラスを検出するための画像認識をディープラーニングを用いて作成する予定です。
?Bwebアプリとの連携
wifiを取り付け、本デバイスの設置によって追い払ったカラスの数・位置情報・出現頻度をwebアプリによってヒートマップ化します。
<最終目標>
カラスの検出精度UP・ヒートマップの作成によって、自治体と協力して、ゴミ収集所の位置、ゴミ収集車による収集の順番などを最適化し、人とカラスが共存できる社会の構築に貢献します。
カラスの被害に困っている住民、地方自治体
住民:景観を損なうことなくさわやかな朝を提供する
地方自治体:住民満足度の向上
世の中の技術を学びながらものづくりを楽しむ集団です
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