おメール君

21世紀の現代においてもビジネスメールの文頭文末は格式張らなければいけないという固定観念が幅を利かせ ている。これがスムーズなEメールコミュニケーションを妨げており、日本のビジネスシーンがグローバルな競争の中で劣勢に立たさる要因となっている。 この現象はチャット上ではあまり見られないが、Eメールになると途端に症状が発生する傾向にある。日本のビジネスシーンでは未だEメールが外部コミュニケーションの主流であるため、この問題による様々なロスの影響は大きい。一方で多用な価値観を持つ不特定多数の人を相手にする必要があるビジネスの現場では、全体のルールとして最も無難なフォーマル表現の使用を定めるのは致し方ない部分もあり、この価値観を根底から ひっくり返すことは容易では無い。 そこでこの問題を簡易的に解決する手段として、キーボードの機能をハックし主要定型文のショートカットに 特化させ、ワンタッチでオートマチックタイピングできるショートカットキーボードを制作した。

それぞれのボタンにショートカットが割り振られており、ワンタッチで文章を生成する。文章は各ボタン毎に 言い回しを変えた3種類の設定があり、ランダムに出現することでコピペ感を軽減する。日本語・英語の二言語に対応しており、背面のスイッチで切替可能。各ボタンに割り振られた機能は以下の通り。

・ESC Escape keyとして機能する
・挨拶 ビジネスメールとして適切な挨拶の文章を自動生成する
・感謝 ビジネスメールとして適切な感謝の文章を自動生成する
・謝罪 ビジネスメールとして適切な謝罪の文章を自動生成する
・祈り ビジネスメールとして適切な祈りの文章を自動生成する
・結び ビジネスメールとして適切な結びの文章を自動生成する

最後はおメールくんを実際に使用してこの解説を結びたい。 (結びキーを押す)
これまで同様お引き立て下さいますようお願い申し上げます。