ヒカリツミキ 2.0

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ヒカリツミキ 2.0

by 川口一画
ホビー・エンタメ 教育・学習

作品概要

ヒカリツミキは、複数の独立した機能を持つツミキを目に見える光でつないで、様々な機能を実現できるモジュール型玩具です。ツミキはセンサやスイッチなど入力を行うINPUTツミキ、光や音・モータの回転など出力を行うOUTPUTツミキ、情報の伝達を行うJOINTツミキに分類されます。ツミキ同士は磁石で接続され、簡単に組み替えることが出来ます。組み合わせの例としては、<距離センサ+スピーカ>で人の接近を検知して音を鳴らしたり、<スイッチ+無線+DCモータ>でラジコンを作ったりすることが出来ます。

電子回路を組み合わせるモジュール型玩具は他にもありますが、ヒカリツミキはツミキ間の情報のやりとりに光という物理的な信号を使うことで、それぞれのツミキのつながりや伝達される情報の内容を目で見て直感的に理解することができます。また電気的な接点を使わずに済むため、安全性が高まります。これにより、既存のモジュール型玩具を利用することが難しかった小さな子供から楽しめる作品を目指しました。さらに、小さな子供にとって親しみやすい存在となるよう、木製の外装を採用した積木としてシステムをデザインしました。

なお本作品は、GUGEN2014に応募した前作のコンセプトを引き継ぎつつ、製品としての実現性を高めるため、全体を完全新規に設計しなおした作品です。主な変更点は以下の通りです。これらの変更により、システムの信頼性(通信精度、筐体の耐久性)と操作性、および量産性が大幅に向上しています。
<主な変更点>
・光通信の方式変更(アナログ値→デジタル信号)
・電池種類および充電方法の見直し
(リチウムフェライト電池の採用、卓上充電ホルダを用いた充電方式の採用)
・基板・電池・各種デバイスの保持構造の変更(保持用シャーシと木製外装の2層構造)
・外観のブラッシュアップ(モジュールの分類ごとに異なる種類の木材を使用)
・ツミキの種類拡張

<実装済みツミキ種類>
INPUTツミキ : ロッカースイッチ/プッシュスイッチ/ボリュームスイッチ/
距離センサ/音センサ/振動センサ
JOINTツミキ : 無線/透過ブロック(直進,垂直)
OUTPUTツミキ: DCモータ/サーボモータ/スピーカ/ライト

※本作品は平成27年度異能vationプログラムの助成を受け制作しました。

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ターゲットユーザー

メインターゲットとしては既存のモジュール型玩具を使うのが難しい未就学児(?5歳程度)を想定しています。それ以外の年代でも、ハードウェアやプログラミング学習の導入時に活用出来ると考えています。

ターゲットユーザーに与える価値

・従来の積木のもつ自分で色々な形を組み立てて楽しめるという価値に、音や光・動きを付与して楽しむという価値をプラスし、遊びの幅が広がる
・小さな子供でも使える、光を使った直感的かつ安全なインターフェース
・幼少期から遊びを通してハードウェア要素に触れることで、将来的なハードウェアやプログラミング学習の原動力となる興味を育む

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作品投稿者について

川口一画

工学系の学生です。
ハードウェア設計からプログラミングまで広く浅く手掛けています。
二児の父でもあり、娘達を喜ばせられるものを日々考案中です。

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