お出かけの準備をして家を出るとき、玄関だけは必ず通りますよね。そして、玄関では荷物を持ち直したり、靴を履こうとするなどして一度は立ち止まります。
その一瞬の間にできる「立ち止まり時間」を「忘れ物確認時間」として活用できないか考えました。
“ITTELLA”の製品コンセプトとして普段の行動に新しい動作を付け加えない、「シームレス」を重視しています。生活リズムを最小限崩すことなく忘れ物があるのか、ないのかをお知らせしてくれます。
ユーザーにしてほしいことは一つだけ。製品付属のタグを忘れ物したら困る、という製品に取り付けてもらいます。これだけです。あとは“ITTELLA”の本体がお出かけ前に玄関で出来る「立ち止まり時間」でタグを認識し、忘れ物をしていたら何を忘れているのかを製品のモニタに表示してくれます。
“ITTELLA”があればちょっと忙しい朝でも安心してお出かけができるはずです。
忘れ物をしたくない人
朝の時間にちょっと余裕が取りづらく、持ち物が多くなりがちな学生やサラリーマンなど
「忘れ物を確認する時間」をユーザーに作ってもらうのではなく、お出かけ前にできる少しの時間を使って忘れ物を製品側がチェックします。忘れ物があることを教えてくれるだけではなく、「何を忘れたのか」も教えてくれます。
法政大学デザイン工学部システムデザイン学科所属の三人で立ち上げたプロダクトデザインチーム。日常におけるささやかな問題を解決することを起点とし、今回「忘れ物」というテーマを元に製作にあたる。
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