タップダンスは、タップシューズとともに成熟してきました。
もしタップシューズの音が違うものであったら、
タップダンスはどのような表現になったのでしょうか?
このような仮説をもとに、タップダンスの音をハックしました。
この装置は、タップシューズの代替として、
さまざまな音を出すことのできるタップボードです。
タップダンスの音を、楽器、電子音、機械音、動物の声などに変化させることができます。
タップの音が変わることにより、タップダンサーの表現にも自然と変化をもたらせます。
例えば蝿の音では、優雅でなめらかな動きになり、
電子音では、素早いダンスになります。
このようにタップの音を拡張したことにより、
タップダンサーは今までとは違う表現を追求できるようになりました。
この作品は3331α Art Hack Day 2015というハッカソンにて制作し、
サービス・プロダクト部門最優秀賞を受賞しました。
3331 Arts Chiyodaで行った展示では、タップダンサーだけではなく、
来場者もこの装置を体験をできるようにしました。
このチームは、3331α Art Hack Day 2015で結成されました。
ダンサー:米澤一平
デザイナー:佐藤ねじ
エンジニア:池澤あやか/水落大/中農稔
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