RFIDを用いた麻雀用補助デバイスの制作を行った。
リーグ戦の開幕などにより競技麻雀が浸透し麻雀が広く普及してきた昨今、「麻雀始めてみたいけど難しい...」といった声を多く耳にする。麻雀は未経験者にとってハードルがとても高い競技であり、それが競技人口の増加を妨げる大きな要因になっていることは明らかである。我々はこの問題を解決すべくこのデバイスの制作に至った。
既に存在する麻雀の補助システムとして画像認識機能を利用し写真から解析・情報の表示を行うスマートフォンのアプリケーションなどがあるが、使用時に時間がかかることや読み取りの精度に使用感に不満が残るものばかりであった。
当デバイスは、RFIDの読み取りを利用することで麻雀牌をミスなくリアルタイム読み込み情報の表示を行うことが出来る。pythonを用いて計算をリアルタイムで行い、麻雀初級~中級者にとって補助となるような情報を出力、スクリーンに表示する。自風・場風の変更やリーチの有無などの可変情報は、画面タッチによるボタン操作で簡単に変更できる。
当デバイスが麻雀人口の増加やその魅力をより普及させることの一助となれば本望である。
「ゲームでは麻雀を打ったことがあるが実際に打つのは慣れていない」「ルールは知ってるけど点数計算はできない」といった麻雀初級~中級者向け。
見やすい文字と簡単な操作で使いやすく年齢層関係なく利用可能。
覚えることが多く敷居が高いといわれる麻雀を、このデバイスを使用すれば「より簡単に」「よりストレスフルに」「楽しんで」ルールを覚えられる。
初級~中級者に対しても、役・翻数・点数計算などの情がより円滑に深く麻雀を楽しむことが出来る補助となる。
法政大学デザイン工学部システムデザイン学科 学部四年 涌井尊・榎本航 二名で制作。
麻雀が大好きな涌井と、未経験者である榎本の麻雀に対する双方からの視点により、幅広い経験層をターゲットにしたデバイスを目指した。
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