みなさん、孤独や寂しい思いをすることはありませんか。例えば、大学生の一人暮らしや単身赴任、あるいは遠距離恋愛をしていて恋人となかなか会えない場合や、残業続きで家族とのコミュニケーションが取れていない場合です。他にもふと「今、何しているのかな」と親しい人のことを考える場面があると思います。しかし、孤独や寂しさを感じても、相手にも都合がありますから常に電話やSNSでコミュニケーションをとることは難しいです。
そこで、親しい人、恋人や家族の「気配」を日々の生活の中で感じられることができれば、もっと豊かに生活することができるのではないかと考えました。従来の言葉や文字を用いたコミュニケーションではなく、存在を「感じられる」コミュニケーションです。
新たなコミュニケーションの形として作成したのが、コネクト・センサーです。これは、2つで対になっているデバイスです。動作によって生じた振動を片方のデバイスが感知すると、その情報がインターネットを介してもう片方のデバイスに伝わることで、光が少し揺れ動く仕組みになっています。例えば一つをリビングに、もう一つを会社のデスクに置くとします。子供たちがリビングでその周りを走ると、その振動が光となってデスクにあるデバイスに伝わります。残業続きで疲れていたとしても、揺れる光を見て元気な子供達を感じることで疲れが吹き飛ぶかもしれません。このように、コネクト・センサーがあれば、身近にいなくても近くに存在を感じることができ、孤独や寂しさを減らすことができるのです。
親しい人と離れて暮らしている人(一人暮らしや単身赴任、遠距離恋愛など)
残業や出張などで親しい人となかなかコミュニケーションが取れない人
親しい人と離れていても、近くに感じることができるので孤独感や寂しさを減らすことができます。デバイスがシンプルなので、部屋のどこに置いても違和感はありません。また、光は柔らかく、程よい光量で小さく揺れ動くので、作業や睡眠などの妨げになることはありません。サイズが小さいのでどこにでも持ち運ぶことが可能です。
専修大学ネットワーク情報学部3年生で構成された制作チーム。
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