FOX :Fuzzy Order eXperience は 人間の暗黙的で曖昧な表現を知覚する新しいインターフェースです。綿菓子のようなお菓子を食べる時、私たちは大きさと風味を選択しますが、必ずしも自分の思っていたものとは一致しません。そこで私たちはジェスチャー認識や感情検出APIを用いて機械が人間に寄り添い、欲しいものを推定するインターフェースを提案します。
本来、Graphical User Interfaceに代表されるような既存のインターフェースは、人間の曖昧で暗黙的な指令の意図を読み取ることができません。そのため、人はコンピューターが認識できる数値などに変換し入力することによって指令を与えます。しかし、人の要望は必ずしもそうした数値的な値とは一致はしません。そこで私達は、曖昧な指令を読み取る新しいユーザー体験を \\"Fuzzy Order eXperience”と名付け、それを実現するPerceptualなインターフェースを設計しました。
未来の消費者
人工知能やファブリケーションの技術が進んだ近い将来において、こうした人の曖昧で暗黙的な指令を認識できる技術も同じく進んでいきます。そうした未来において、この新しいユーザー体験を実現することのできるPerceptualなインターフェースを設計することに意義があります。
慶應義塾大学 環境情報学部
修士 1年 斎藤文人
学部 4年 藤木良祐
学部 3年 天野真
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