* Description *
DORMIR ? 寝落ち検出デバイス ?
DORMIR (ドルミール) は下敷き型の「寝落ち」検出デバイスです.
下敷き上の「寝落ち」を検出し,無線通信で外部機器と通信を行います.
今回は外部機器として
・「寝落ち」すると自動で消え,起きる時間に自動で光るライト
・勉強時間に応じて色が変わるおしゃれなペン立て
を例として制作しました.
DORMIR はフランス語で「眠る」という意味です.
* Hardware and Software *
下敷き部分は RedBearLab BLE Nano V2 を使用して制作しました.
C++ による開発を行い,他のモジュールとの通信には Bluetooth Low Energy (BLE) を利用しています.
下敷き部分は BLE を用いてあらゆる外部機器と通信ができる機構となっているため,誰でも DORMIR を応用した開発を行うことができます.
下敷き内の複数の圧力センサにより,突っ伏して寝た人の体重を感知して眠った時間(秒)を計測します.
DORMIRはこの計測した時間を BLE 経由で送信し,その先の動作は各モジュールに委ねられています.
ライトおよびペン立ては BLE を標準搭載している Raspberry Pi 3 B+ を使用し,Python3.6 により開発を行いました.
* Design *
頑張る人を見守り応援するデバイスの製作を目指しました.
全体のデザインには木を使用することで温かみを演出しました.
また主に垂直と水平で構成することで作業の集中を妨げない落ち着きのあるデザインとなっています.
ペン立てでは2時間で虹が完成し,色が揃うことによる達成感がモチベーションとなります.
下敷きの制御部は機能性を損なわないように極力小型化しました.
・勉強を頑張るすべての人
・「寝落ち」検出デバイスを用いてなにか開発してみたい人
人間は約30分以上の睡眠を取ると深い睡眠,「ノンレム睡眠」に入ってしまいます.その後は脳の認知機能が大きく落ちてしまうことが知られています.
そのため DORMIR を用いて「ノンレム睡眠」に入る前に「寝落ち」した人を起こすことで,効率の良い「寝落ち」を体験させることが可能です.
また「寝落ち」しても起こしてもらえるという安心感を得ることもできます.すなわち,DORMIR により課題やテスト前
名古屋工業大学「Edison Project」の参加者から構成された多分野融合のクリエイティブなチーム
それぞれの得意分野を活かして新たな作品を制作します
◆ メンバー ◆
情報工学科メディア系プログラム 4年 加藤 修悟
建築・デザイン学科デザイン系プログラム 3年 岡田 亮汰
創造工学教育課程 情報・社会コース 2年 渡邉 南美
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