本電子ゲームは、「モグラたたき」を電子工作にしたものです。これは、スイッチが6個あり、そのスイッチに内蔵されたLEDが点灯した時、そのスイッチを押すと得点となるゲームです。
機能として、6種類のゲームを楽しむことができます。単純な「モグラたたき」ゲームでは、3種類の速さを選べます。また、2個同時押しもあります。さらに、1個後押し、2個後押しもあります。そして、ゲーム終了時、満点の場合には、「カエルの歌」が鳴ります。
「モグラたたき」は、単純なので、子どもにとって取り組みやすいゲームであるとともに、最も好まれている人気のゲームです。また、子どもが電子工作を始めるにあたりゲームの「Lチカ」は、プログラム導入として最適です。
ちなみに、この「モグラたたき」は、「過去の記憶」をトレーニングするゲームですが、これに対し、第4世代の「ハノイの塔」は、「未来の予測」をトレーニングするゲームとして位置づけています。
電子回路について、使用したCPUは、18ピンのPICマイコン(PIC16F88)ですが、汎用ポートは16本しかありません。しかし、本電子ゲームには、スイッチ6個、スイッチに内蔵のLED6個、7セグメントLEDを2個(制御線9本)、スタートスイッチ1個、ブザー1個、リセットスイッチ1個があります。従って、これらを個別に制御するため、制御線を共用して使っているので同時には駆動できません。
本電子ゲームのユーザは、電子工作が好きな小中学生と、子どもに電子回路やプログラミングを教えたい親、およびかわいい孫と遊びたい祖父母です。
本電子ゲームは、「孫が作る高齢者向け電子ゲーム機器」シリーズの第1世代です。このシリーズは、小中学生の孫でも簡単に作ることができ、孫と祖父母が一緒に楽しめることをコンセプトにしています。孫にとっては電子工作を作ることは楽しく、そして電子回路やプログラミングの勉強にもなります。この電子ゲームを通して家族の絆が深まることを期待しています。
孫と祖父母が一緒に楽しめる電子ゲームを作っています。 高校生や介護サービスセンターの方のアイディアも取り入れています。
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