さあ、あなたの景色をゲームフィールドに。
COLOR BLASTERは身の回りにあるモノの「色」がマトになる新感覚シューティングゲームです。遊び方はシンプル。指定された色を持つモノを探し、狙いを定めてトリガーを引く、たったそれだけ。
場所を問わず、子供も大人も楽しむことができます。
Software & Hardware
Raspberry Piをメインに制作しました。画像処理が多くなることと、Raspberry Piの親和性を考えて、プログラミング言語にはPythonを採用しています。
トリガーを引くことでスイッチが押され、銃口に配置されているカメラが写真を撮影します。この写真の色情報をRGBカラーモデルからHSV色空間に変換を行います。HSV色空間は人間が色を知覚する方法と類似しているため、より正確な色の判断を行うことができます。写真を構成している全てのピクセルの色情報を解析し、狙った対象に目標の色が十分含まれているかを判定しています。
Design
バッテリー、カメラ、スピーカーなどの内部機構のサイズと形に合わせて外装の設計を行いました。今までにないシューティングゲームを実現するために、デザインは従来のいわゆる「ピストル」の形とは違う、全く新しいものにしました。世代、性別に関係なく楽しんでいただくためにシンプルなデザインにしています。ボディに穴を開けた特徴的なグリップは、絵の具をのせるパレットを持つイメージから着想を得ています。
つくばメディアアートフェスティバル2018、Maker Faire Tokyo 2018、J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2018に出展し、幅広い年代の多くの方に楽しんでいただき、たくさんの評価を得ることができました。その中で「もっと小さくしてほしい」「照準を定められるようにしてほしい」「早撃ちがしたい」「撃ち抜いたときの達成感を向上させてほしい」など多くの要望をいただきました。それらをもとに、更なる小型化、デザインのアップデート、タイムラグ削減、撃った時の音・光り方・振動などのフィードバックの検討を行なっていく予定です。また専用アプリによって端末と連携することで複数台間での情報の共有(狙う色・ヒット数など)、モード切り替え(対戦・協力)などの展開も考えています。
カラフルな世界を駆け回る子供たちと、
色褪せた世界にいる大人たちへ。
・世界はもっとカラフルだ
全てのモノには必ず色がある。しかし、一つ一つに注目することは少ない。COLOR BLASTERで色を探して、発見して、狙ってみる。そうすればいつもの景色が少し違って見えるかも。
・遊び方は無限大
好きなモノを好きなように並べてマトにしてもいいし、道路を走る車に当てられるか挑戦してもいいし、こっそり友達を狙ってみてもいい。モニターの中で動くものだってマトになる。
筑波大学大学院の学生3名で開発を行なっています。
櫻井亮汰 Ryota Sakurai [感性認知脳科学専攻 博士前期課程1年] 外装デザイン コンセプト /
坂田浩規 Hironori Sakata [知能機能システム専攻 博士前期課程2年] ソフトウェア設計 ハードウェア設計 /
加藤楓望 Fumi Kato [知能機能システム専攻 博士前期課程1年] ハードウェア設計
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