本作品は、月探査を通して科学を学ぶ学習キットです。このキットはハンドブックと月面モデルの2つから構成されています。
1点目のハンドブックは、「実際に月に行くとしたらどのようなことを勉強したら行けるのだろうか?」「月に行ったらどのような現象が私たちに起こるのだろうか?」といった疑問を解決することで、能動的に科学への興味を促す手助けをします。さらに、後述する月面モデルで用いるローバや3Dモデルを作成するためのデジタルファブリケーションの扱いにも触れ、自分の想像力が形になる経験をサポートします。
次に月面モデルは、ローバ型ラジコンを走らせることで特別な体験を提供します。ローバに取り付けられたスマートフォンは、私たちが開発したアプリを利用することで月面に取り付けられたARマーカーに反応して3Dモデルを表示させます。これによって子供が想像した未来の月面を形にすることができます。
私たちは、このキットを学校教育に利用したいと考えています。現在は科学館でのワークショップを開いており、この月面探査体験は、既にたくさんの好評をいただいています。
小学生から高校生を対象とした作品となっています。学年によってハンドブックの内容を変えることで、どの年齢層にも対応できるようにしております。ワークショップや教育の現場で使われることを期待しています
このキットは、子供の科学離れを解決することを目標に制作されました。そのために、興味関心を抱きやすい「宇宙」をテーマにしています。キットでは、まずハンドブックを使用して基礎的な知識を学びながら、3Dプリンタやレーザーカッターなどを用いてARマーカーやローバを作成し、 新しいテクノロジーについて触って学ぶ体験を提供します。
我々のチームは、アイデアをまず丸山英梨子が提案し、実現可能かどうか輝彦が判断する。その結果から実現に向けての実装方法を二人で考え、ソフトウェアは輝彦が中心に、ハードウェアをえりこが中心に物作りを行なっている。
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