私たちが開発したHandromedaはGamificationとIoTとデジタル署名を活用して音ゲーをプレイするだけで自分の痴漢冤罪を証明することができるシステムです。
近年痴漢冤罪に関連するニュースを目にすることが多くなってきたと思いませんか。
また実際に痴漢に間違われ、冤罪を訴えても結果的に送検されてしまう・・・
電車内でもつり革に捕われたように両手をあげている方々をよく見ると思います。
私たちはギリシャ神話のandromedaのように両手を拘束されている方々の冤罪証明を
gamificationを活用して手助けするシステムHandromedaを開発しました。
Handromedaは音楽ゲームを両手でプレイすることで自然とユーザーの両手を拘束し、
プレイ中の現在地の情報とbitcoinの最新ハッシュ値を暗号化して生成した署名をつけて
自動ツイートすることで第三者に向けてユーザーの両手が塞がっていることを証明します。
暗号化の部分ではデジタル署名という暗号技術を応用したものを利用しています。
もしもHandromedaのシステムを使わずに自前で署名を生成しても
既に公開されている公開鍵で検証すると検証失敗してしまう仕組みになっています。
またbitcoinの最新ハッシュ値とは過去からは計算できないアルゴリズムで作られ、
約10分おきに生成されるものです。よって事前に手元にbitcoinの最新ハッシュ値を
用意することができないので、この仕組みを利用してシステムの悪用を防いでいます。
本システムはiPhone上で動くものですが、より拘束感を求める方のためにカバンタイプも用意しました。
カバンタイプでは市販のビジネスバックに手袋のようなの大きさの布を取り付け、
その中にSonyのMESHのGPIOタグのタッチセンサーが取り付けられています。
このタッチセンサーを押すことで音楽ゲームをプレイすることもできます。
普段電車を使い、痴漢冤罪に巻き込まれたくない方々。ギリシャ神話のアンドロメダのようにつり革に捕らわれている方々。
手を拘束しながらも音楽ゲームを楽しめることで拘束の不快感を低減し痴漢冤罪に巻き込まれない安心感を提供します。
津田塾大学学芸学部情報科学科4年。栗原研究室の学生チームです。
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