我々は,年齢・性別・障害の垣根を超え,誰もが同じフィールドで競技できるこれまでにない新しいスポーツ”CarryOtto”を開発しました.テクノロジーとスポーツの融合により,スポーツのプラットフォームを拡張します.人間と機械をあえて切り離し,手綱を使用した操作を行うことで,独特の操作性と身体性が体験できます.身体能力差の補完により,小さなお子様(3歳)からご年配の方(80歳代),車いすの方でも容易に参加可能であることが,これまでの体験会(1,000人以上)で明らかとなっています.
最大の特徴として,後方の人が乗るデバイスは動力を有さない車輪付きデバイスというスポーツレギュレーションを設けています.既存のデバイスを使用することも可能ですが,プレイヤー自身がこのデバイスを自作して本スポーツを行うことを推奨しています.そのため,体を動かしてスポーツを楽しむことと,ものづくりの力を身に付けることを掛け合わせた発展性が見込まれます.
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し,日本国民の運動・スポーツに関する関心が集まっています.また近年は車椅子バスケや車椅子テニスといった障害者スポーツにも注目が集まっています.しかし近年,健常者・高齢者・障害者ともに運動実施率は低いことが知られ,現代病である肥満や間接的な心身問題など社会問題となってきています.我々はこのような状況を受け,テクノロジーを活用することで皆が一緒になってできるスポーツを創造することで,例えば親子や祖父母・孫関係のファミリー,カップルや夫婦などの男女間,障害者と介護者といった,これまでのスポーツでは困難であった組み合わせでのスポーツ参加の可能性が向上すると考えました.本スポーツは今後,運動機会の創出に大きく貢献できると感じ,皆がスポーツを楽しみ,定期的に活発に運動を行える社会が実装できる,と考えました.
年齢・性別・障害の垣根を超えた全てのユーザ
スポーツに関心をもつ方のみならず,スポーツから距離をおいている方,ものづくりに関心のある方,プロダクトデザイナー.学生,小さな子供,ご年配の方,車椅子の方
運動機会の創出,健康の維持・増進,コミュニケーション機会の創出,障害の理解,社会参加の促進
スポーツとものづくりを融合した新しい分野の開拓
超人スポーツCarryOtto開発チーム
年齢・性別・障害の垣根を超え,誰もが楽しめるスポーツを創造するために活動
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