STACHA -吃音疑似体験デバイス-

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STACHA -吃音疑似体験デバイス-

by STACHA
コミュニケーション・繋がり 教育・学習 生活・からだ

作品概要

STACHAは吃音障害体験デバイスです。吃音者がどもる時、喉の筋肉が過剰に働くという特徴があります。首輪型デバイスを装着し、喉の部分に微弱な電流を流し筋肉を収縮させることで発音が困難な状況を再現し、リアルな吃音の体験が出来るように開発しています。難発性の場合人数が増えるほど吃りやすくなる傾向があるため、音声認識で音を拾ってレベル感知し、音のレベルに合わせて喉に与える刺激を強くする等の仕組みも検討しており、教育に導入することを想定しています。

吃音症とは、言葉を話そうとするとつかえてしまい、流暢な発声ができない言語障害の一種です。発症すると「自分の名前が言えない、店で注文ができない、挨拶が出来ない、電話がかけられない」など、人と円滑にコミュニケーションがとれないことで、多くの当事者が生きづらさを感じます。吃音者は、人と話すことそのものに不安や恐れを抱き、社交不安障害やうつ病を発症する率が極めて高いことが知られています。また、多くの成人吃音者はうつ病や社交不安障害などの二次障害を抱えることが多く、その生きづらさは単に「どもる」という言語症状そのものにとどまりません。

チームメンバーの当事者による経験や、周囲の吃音者に対するインタビューに基づき、このデバイスが解決する問題を2つ設定しました。1つ目が、吃音を体験することで認知が広がり、子供時代の虐めが減ることで吃音症への劣等感を減らし、成人吃音への定着を防ぐ。2つ目が、一生残ると言われている成人吃音者が職場や家族から吃音を理解されることで、吃音と共に生きていける理解のある社会を実現することです。吃音は明確な治療法が確立されておらず、発症原因も不明のままです。つまり成人しても吃音が残った場合、彼らは吃音と共に生きていかなくてはいけません。社会に吃音者が受け入れられることで、吃音を逃げ道にすることなく生きていき、最終的には吃音症は障害であるという世界認識を無くし、心因性吃音者の数を減らすことを本デバイスのゴールに設定しています。 また、吃音者は全人口の1%存在しており、日本で120万人、アメリカで300万人、世界で7000万人以上もの吃音者がいると言われています。上記の数字からも分かる通り、本デバイスは世界中の多くの人達が抱えている問題を解決する可能性を秘めています。

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Web Site

http://www.ourstacha.com/

ターゲットユーザー

大人の吃音当事者が職場での理解を得る。または高校生ぐらいの学生が周囲(母親や友人)の理解を得るために購入することを想定。教育の現場においては小学校の総合学習の時間に導入しいじめを減らすことを想定。

ターゲットユーザーに与える価値

吃音当事者が周囲からの理解を得られる。学校の先生が子供の障害教育を円滑に促すことが出来るため、小学校での吃音者への虐めが減少する。職場での不理解によるモラハラ防止につながるため、人事担当者が社員同士の業務コミュニケーションの円滑化を図ることが出来る。総合的かつ長期的観点から日本の社会現象における引きこもり数を減らすことが可能。

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作品投稿者について

STACHA

福岡 由夏(デザイナー、吃音当事者)School of Visual Arts
姉川 将之(ソフトウェアエンジニア)東京大学大学院 情報理工学系研究科
岡田 直己(ハードウェアエンジニア)東京藝術大学 美術学部デザイン科
島津 真人(ハードウェアエンジニア)Google株式会社
Qianshang Chen(プロダクトデザイナー)School of Visual Arts

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