人と植物との距離をもっと縮めたい。
そんな思いから生まれたのが、人の手が触れることで明かりが灯る、Planternというプロダクトです。
人が植物から癒しを得ると同時に、毎日人の手が触れることが、植物の成長を促します。
金属棒を通して、植物には成長に影響ない微弱な電流が流れています。
それによって植物自体がタッチセンサとなり、人が触れた瞬間を感知して明かりが灯ります。
充電式のバッテリーを内蔵しており、テーブルやベッドサイド、本棚など、場所を選ばず設置することが可能です。
デザインでは、まず第一にインテリアとして生活の質を高められるだけの高級感にこだわりました。
本体の外装は継ぎ目のない削りだしのウッド素材を使用し、花器は柔らかに光を届ける磨り硝子のものを選びました。?また、
ライトの光に金属の煌めきを加えられるよう、台座には真鍮板を使用しています。
植物にとっても、人が毎日、手で触れることはとても重要な意味を持っています。
人が茎や球根を手でなでることで植物の中にエチレンという物質が生まれます。
このエチレンが、発芽を促進したり、花を綺麗に、大きくする効果があると言われているんです。
そもそも、私たちの家の中で、植物の居場所は案外限られています。
ベランダや部屋の片隅にポツンと置かれて、水やりを忘れられ枯れてしまうこともしばしば。
これは、食べる、くつろぐといった私たちの暮らしの動線上に、植物が組み込まれていないからではないでしょうか。
だったら、どんな生活シーンにも必ず必要な照明と植物を融合させてしまおう。
植物自体を照明のOn/Offスイッチにすることで、人と植物のふれあいを暮らしの導線に組み込んでしまおう。
それが私たちのアイディアの原点です。
植物に人が癒やされ、植物も大きな花を咲かせる。そういうのって、ちょっと素敵だと思いませんか?
都市での忙しい毎日の中に、癒しとちょっとした驚きを取り入れたい一人暮らしワーカー
と、彼らの部屋で大きな花を咲かせたい植物たち
植物との触れ合いによって人が癒やされ、
植物も人の手によって大きな花を咲かせることができます。
足立保奈美、酒井崇匡、椎原務、竹内崇馬のチーム。
園芸スキルはあまりないけど、植物は大好きだ!という4人組です。
普段はそれぞれの企業や大学で、プロダクトデザイナーやSE、研究者として活動しています。
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