2024 審査員コメント

姜 理惠(かん りえ)法政大学デザイン工学部教授
法政大学アントレプレナーシップ教育研究所所長
ゲンダイエージェンシー株式会社社外取締役
アントレラボ株式会社ファウンダー

起業家教育、スタートアップ集積都市、事業承継を研究する実践的アントレプレナーシップ研究拠点を主宰。
アントレ教育の実践と研究を通じて、アントレ教員も育てる。
各地自治体と共同で起業家育成プロジェクトを展開、女性や子供、中高生のアントレ教育を大学生・大学院生と共に実践し
起業を教えながら自分も起業家に成長する「循環型教育」を提唱している。

不確実性の高いこの時代、変わらないこと自体がリスクです。新しいことにチャレンジし、発明し続けること、イノベーションを探究し続けることが、私たちの明日を切り拓きます。日本の「失われた30年」なんて、もう終わりです。GUGENに集う皆様の好奇心・挑戦・発明で、日本から世界の未来に光を灯すと確信します。GUGEN2024にたくさんの光が集まるのを期待しています。

浜田紗綾子(はまだ さやこ)株式会社チェリーチェーン代表取締役社長
AIJOINT代表
株式会社スクーミー役員O

東京理科大学電気電子情報工学科卒。大手電機メーカーにて組み込みや電子回路設計に携わる。2018年電子基板設計製造業、株式会社チェリーチェーン創業。
山梨県内外のハードウェア受託開発、工場のDX化案件を手掛ける。2018年第四回女性起業チャレンジグランプリ。
2021年経産省主催AIQUESTにて卒業生代表挨拶。2024年JETRO GSAP採択。
現在はAIで設計する電子基板プロダクトを開発中。

第一回GUGENのプロダクトを見に原宿へ赴き、展示されていた自動焼香ロボットのあまりのシュールさにお腹を抱えて笑ったことを昨日のことのように覚えています。シリコンバレー・深センと強いコネクシ ョンを持ち、多くのハードウェアプロダクトも見てきた中、私がGUGENコンテストに期待しているのは「意外性」です。誰もが良いと認めるプロダクトは、必ずどこかで誰かが作ります。そうではなく、こんなものどうするの︖というプロダクト、そこから見えてくる心打つストーリーに出会えることを期待しています。多くの人が反対するプロジェクトがユニコーン企業になると言われていますよね。多くの人が首を傾げるハードウェアに出会えたら…何かが起こりそうな気がします。

藤岡淳一(ふじおか じゅんいち)JENESIS株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
アイワマーケティングジャパン(株) 代表取締役社長
創世訊聯科技(深圳)有限公司 董事總經理

大手電機メーカーにて半導体設計、量産設計エンジニア、その後ファブレスIT機器ベンチャー企業を経て、2011年中国深圳でJENESISを創業、
翌年に日本法人(現︓JENESIS㈱)を創業。現在は同深圳工場にてIoT機器の開発製造受託を主に手掛ける。
WIRED audi INNOVAITON AWARD2019受賞。著書に「ハードウェアのシリコンバレー深圳に学ぶ」など。

少子高齢化や労働人口不足は社会の深刻な課題となり、一方AIを中心としたプラットフォームが急速に進化する中、ITやIoTの社会実装での解決が急務である中、小さなイノベーションには無限の可能性を秘めており、それらを最大化する事が求められています。今回のGUGENでは小さな発明が大きな社会問題につながるアイデアとの出会いを期待しています。