2020 審査員コメント

鎌田富久(かまだ とみひさ)TomyK代表/株式会社ACCESS共同創業者

東京大学大学院理学系研究科情報科学博士課程修了。理学博士。在学中にソフトウェアのベンチャー企業ACCESS社(現在、東証一部)を設立。
世界初の携帯電話向けウェブブラウザを開発するなどモバイルインターネットの技術革新を牽引。2001年に東証マザーズに上場し、グローバルに事業を展開。
2011年に退任。その後、スタートアップを支援するTomyKを設立し、ロボット、AI、人間拡張、宇宙、ゲノム、医療などのテクノロジー・スタートアップを多数立ち上げ中。
著書「テクノロジー・スタートアップが未来を創る-テック起業家をめざせ」(東京大学出版会)にて、起業マインドを説く。

テクノロジーでワクワクするような未来を垣間見せてほしい。社会課題を解決して、世界を前に進めよう。オンラインを取り入れた新たな働き方や生活が広がっています。「リモートでもつながって笑顔になれる、安心できる、幸せを感じる」作品を期待しています。

藤岡淳一(ふじおか じゅんいち)JENESIS株式会社及びJENESIS深セン法人 創業代表

深センに20年近く身を置き、2011年にJENESISを深センで創業し、主に日本のIT企業やベンチャー向けのIoT受託製造を行う。同日本法人JENESIS(株)代表取締役社長(www.jenesis.jp)、JNSホールディングス(株)代表取締役副社長、ソースネクスト(株)顧問、(株)ピーバンドットコム顧問、DXYZ(株)顧問、KDDI∞Laboハードウェアアドバイザーなどを兼務。その他、経済産業省スタートアップファクトリーやニコニコ技術部深センコミュニティの運営にも参加。

世界中がコロナ禍を大きな社会問題として抱える中、私たちの身に回りにおける社会問題解決にはテックの力で解決しないとならない課題が山積みになっています。そんな中、急激に進んでいくオープンソース化の流れを汲んで、それらを応用したセンセーショナルな解決方法が求められています。GUGENはこれまでにも様々な社会問題をテーマに開催をしてきましたが、時代がもう待ったなしの状態の中、皆さんの突拍子もないアイデアが世界を救う、そんなプロジェクトを期待しています。

山﨑晴太郎(やまざき せいたろう)株式会社セイタロウデザイン代表、アートディレクター、デザイナー
株式会社JMC取締役兼CDO

立教大学卒。京都造形芸術大学芸術修士。企業・サービスのブランディングを中心に、グラフィック、WEB、空間、プロダクトと多様なチャネルのアートディレクション・デザインワークを手がける。アジアデザイン賞、IFデザイン賞、グッドデザイン賞金賞など国内外の受賞多数。
各種団体主催のデザイン賞審査委員や省庁の有識者会議検討委員を歴任。FMヨコハマ「文化百貨店(毎週日曜2430−2500)」メインパーソナリティー。
NPO ATRS WORKS理事。東京2020組織委員会スポーツプレゼンテーション・クリエイティブアドバイザー。

様々な企業やブランドがSDGsの取り組みを加速させています。世界的にもプロダクト・サービスにおいて社会課題に向き合うことは、ブランドのあり方として、もはや必要条件になりつつあります。社会課題先進国と言われる日本から、日本のみならず世界へ向けて、社会を変えていける、しなやかでユニークなアイデアに出会えることを楽しみにしています。