僕は小さい頃から、物を自分の手で動かして遊ぶ積み木やドミノが好きでした。
小さい頃、アルファベットをはめ込むパズルでよく遊んでいました。
そのパズルで英単語を作ろうとしたら、同じ文字が2つ以上ある単語でピースが足りなくなるという危機的状況に陥りました。
好きな英単語をつづろうと思ったら、ピースがたくさん必要だと気づきました。
そこで僕は、「文字の変わるパズルがあったらいいな」と思っていました。
「Let'sえいごパズル!」は、キューブを自分の手で動かして遊べる英語のパズルです。
MakerFaireなどに来ていた子供達も、手を動かして遊ぶキラキラしたものが好きだとわかったので、楽しく遊びながら英語を覚える事ができるゲームを作りました。
このゲームは、パズル台という大きな箱に3つのボタンがあり、ボタンでゲームを進行していきます。
パズル台には小型ディスプレイのついた5つのキューブが乗っています。
キューブにはそれぞれ一文字づつアルファベットが表示されます。
パソコンの画面の指示に従ってそれをならべ変えます。
キューブの文字が変わるので、5つのキューブだけでいろいろな単語を作ることができます。
ゲームは、難易度やステージを選ぶことができます。
単語の発音を聞くこともできるので、単語のつづりとともに発音を覚えたり、発音をヒントにして考えることができます。
キューブとパズル台はArduinoを使っていて、赤外線で通信しています。
たまに誤受信することがありますが、ソフトウェアで精度をカバーして、うまく通信できるようになりました。
この作品は、MakerFaireTokyoなどで出展して、たくさんの人の意見や経験によって改良を重ねていきました。現在はVer.4.1です。
Ver.3では、キューブの小型化をしました。
最初のキューブは、Arduinoの互換基板に合わせて縦が長くなっていたため、小さい子はとても持ちにくそうにしていました。
そこで、中のプリント基板をディスプレイから基板が出ない設計にすることで、今までより約2cm小型化することができ、持ちやすくなりました。
Ver.4では、英語がわからない子でもできるように、つづりを見ながら合わせるモードを追加しました。
この作品で、小さい子が英語を楽しく学べるようになると嬉しいです。
英単語で遊びたい、または、手を動かして積み木やパズルを組み立てるのが楽しい、という子どもたち
幼稚園から小学生くらいまで
変化するキューブで、小さい子が手を動かして、遊びながら楽しく英単語を学ぶことができる。
平野正太郎です。
中学二年生です。オーケストラ部でバイオリンを演奏しています。
基本的にArduinoというマイコンを使って、人を楽しませたり、楽しみながら学習できる作品などを作っています。
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