STEM & ESD 実践型教材 CO2測定装置(こころ)

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STEM & ESD 実践型教材 CO2測定装置(こころ)

by 特定非営利活動法人co2sos
教育・学習 環境・エコ

作品概要

今回提案するCO2測定装置(こころ)は、ESD活動の中にSTEM教育を取り込み、STEM教育の中でESDの課題解決を図るという考え方を提案し具現化したもので、本装置を製作し活用するという一連の行為の中で、今後重要とされるスキルが身につく実践型教材です。
本装置は、IoTモジュールである”AE-ESP-WROOM02-DEV ”を演算・通信部として用い、これにCO2濃度センサをUART、気温、気圧、湿度のセンサをSPIで接続しただけのシンプルな構造かつ低コストに抑えたもので、小中学生の電子機器学習キットとして使用することができます。さらには、CO2濃度を連続測定して濃度変化の要因を考察するなど、科学・環境学習に利用することもできれば、本法人のサーバーにデータを送信すればIoTの仕組みを実感できる学習教材としても利用できます。なお、本法人に送信されたデータは、各地域での環境学習に広く活用されるので、環境学習を普及する社会貢献活動の一端を担って頂けることにもなります。
「STEM教育」のSTEMは「Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)」の頭文字を取った理工系の知識を統合的に学ぶ教育をいいます。米国において戦略的に科学技術人材を育成しようと始まったもので、日本でも、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の取り組みや、2020年からの小学校におけるプログラミング教育必修化など、科学技術人材育成への取り組みが始まっています。STEM教育は、知識を活用して問題解決力を養うもので、これにはSTEMの4要素を統合して活用する力の育成が必要とされており、日本ならではの新たなSTEM教育の手法が求められています。
一方、ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」とあります。今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。

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Web Site

http://www.co2sos.net/infservice/new-co2system.html

ターゲットユーザー

電子機器製作に興味を持つ子供から大人までの幅広い世代で、センサネットワークやIoT、さらには環境教育や社会貢献に関心のある人。

ターゲットユーザーに与える価値

単なる電子機器製作の学習キットとしての価値のみならず、測定データを利用して科学・環境学習ができるうえ、本法人が構築したシステムにデータを送信すれば、IoTの構成要素として稼働していることを実感できるだけでなく、そのデータが環境学習に使われることで社会貢献活動に参画できるという付加価値を提供します。

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作品投稿者について

特定非営利活動法人co2sos

本法人は2008年に任意団体として発足し、地球温暖化問題を可視化する一つの方法として、自分の住む街のCO2濃度を測定公開するためのシステム開発に着手した。2010年にはNPO法人に移行し、このシステムによる測定値を使ってエコ教室等の環境学習を開始した。2013年からはESD(持続可能な開発のための教育)の将来の担い手となり得る発想を培うため、小中学生による濃度研究の支援を開始した。

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