2023 展示会・選考会

2023展示会・選考会について

2013年からはじまりました「GUGEN」も今年で11年目となります。
これまで数多くの実用性や商品性の高い作品・アイデアを表彰してまいりました。
今年は体験型展示会での開催を予定しております。
未来のふつうが見つかる『GUGENコンテスト 2023』ヘのご参加お待ちしております。

※新型コロナウイルス感染拡大の状況に応じ、予定を変更する場合がございますので予めご了承ください。

開催概要

日時2023年11月28日(火)12:00~18:00
場所秋葉原コンベンションホール

展示予定作品数40作品
企業展示ブース開発会社・部品商社・CADメーカなどものづくりに役立つ情報が満載
プレゼンテーションノミネート5品
技術セミナー2セッション
入場料無料
来場申込登録はこちら >
賞品・賞金大賞(1チーム)100万円(現金50万円 +プリント基板製造費50万円相当)
Goodアイデア賞(1チーム)10万円 (現金5万円 +プリント基板製造費5万円相当)
他、「スポンサー賞」「ほしいね賞」「学生賞」
※プリント基板は、コンテスト後、商品化のための開発が進む際にご支給します。
主催会社株式会社ピーバンドットコム

展示会・授賞式タイムテーブル

12:00 ~開場
13:00 ~基調講演「世界で戦うディープテックスタートアップ」
12:00 ~ 17:30作品展示
14:00 ~ Techセミナー1 絵解きマクスウェル方程式! 今さら聞けないノイズ発生のメカニズム
15:00 ~ Techセミナー2 10Gbps時代を乗切る!ハイパフォーマンス差動線路の設計
15:50 ~ ノミネート作品プレゼン
16:50 ~ スポンサー賞授賞式/スポンサープレゼン
17:30 ~ 授賞式

※都合により予告なく変更することがございます。ご了承ください。

セミナー概要

GUGEN2023 基調講演13:00-14:00

世界で戦うディープテックスタートアップ

清水 信哉(エレファンテック株式会社 代表取締役社長) https://www.elephantech.co.jp/

概略

EVのTesla、mRNAワクチンのModerna、人類を一歩進める技術革新の担い手としてスタートアップが認知されて久しくありますが、我が国においては世界の中でも特異的に、未だその存在感は非常に小さいというのが現状です。
ただ数は少ないながらも、技術革新を通じて世界で戦おうとするスタートアップが出てきており、当社もそのうちの一社になりたいと考えております。
本講演では、当社の歩みと戦略、現状をご紹介した上で、なぜスタートアップが技術革新の担い手としてふさわしいのか、特にその中でも、ハードウェアを中心としたディープテックに注目が集まっているのかをご紹介します。さらに、ハードウェアを中心とした技術革新において、いかに我が国に機会があり、この機会を逃してはいけないか、という視点をご共有します。
本講演を通じて、日本の技術によって、世界の課題が解決され、日本の競争力にも繋がる、そういった可能性を生むための一助となれればと思います。

略歴

2014年、エレファンテック株式会社(当時社名AgIC株式会社)創業、代表取締役社長就任。
当社創業前は、2012年より、McKinsey&Companyにて製造業を中心としたコンサルティングに従事。
東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 修士課程修了

GUGEN2023 Techセミナー114:00-14:50

絵解きマクスウェル方程式! 今さら聞けないノイズ発生のメカニズム なぜ配線から電波が放射されるの? なぜ信号が速くなると伝わらないの?

池田 浩昭(日本航空電子工業株式会社) https://www.zep.co.jp/cat_author/hikeda/ https://www.jae.com/

答えは「マクスウェルの方程式」にある

 電気信号を伝えるプリント基板から、なぜ、放射ノイズ(電波)が発生するのでしょうか?
ディジタル回路は電波を出すための回路ではありません。ところが、プリント基板で動かすと、信号は配線の中を伝わっているはずなのに、なぜか空中にノイズが放射されます。放射されたノイズは、周辺の電子回路やシステムのパフォーマンスに悪影響を及ぼします。
 配線を伝わる信号が電波に変身するメカニズムを紐解くためには、電気系技術者なら誰しも聞いたことがある「マクスウェル方程式」の理解が欠かせません。この方程式は、電気理論の基本中の基本ですが、電気系エンジニアの鬼門になっています。
 そこで本講演では、「マクスウェル方程式」を高気圧と低気圧に例えてわかりやす解説します。また、伝送線路のインピーダンスを測定するTDR(Time Domain Refrectmetry)の正しい測定法と、高周波回路やデバイスをSパラメータで表してシミュレーションに組み込む方法も説明します。

受講対象者・講師略歴・主な著書

受講対象者

・Gbpsオーダのディジタル回路の設計者
・Gbpsオーダのディジタル回路のプリント基板の設計者
・スマ-トフォン、タブレットPCなどのディジタル回路と無線装置が混載する電子機器の設計者
・車載用電子機器の設計者
・放射ノイズ対策を基礎から理解したい技術者
・SパラメータやTDRの原理を具体的に理解して業務に役立てたい技術者

講師略歴

1994年 東京農工大電気電子工学科卒
1994年 日本航空電子工業株式会社入社。プリント基板設計、シグナル・インティグリティのシミュレーション業務に従事後、USB-IF、PCI-SIG、VESAなどでコネクタの高速伝送規格化活動に携わりながら、ノイズ対策業務を行っている。iNARTE認定EMCエンジニア、EMCマスタ・デザイン・エンジニア。

主な著書

(1)[Book/PDF]デシベルから始めるプリント基板EMC 即答200(ZEPエンジニアリング株式会社)
(2)USB Type-Cのすべて(CQ出版社)
(3)USB3.2のすべて(CQ出版社)
(4)8K映像/USB3.1対応!ケーブル&コネクタ 10Gbps伝送技術(CQ出版社)
(5)電子回路シミュレータLTspice設計事例大全(CQ出版社)

GUGEN2023 Techセミナー215:00-15:50

10Gbps時代を乗切る!ハイパフォーマンス差動線路の設計 正しく電磁界をイメージして、正しくモデリング&シミュレーション

加藤 隆志(株式会社ラジアン) http://radiun.net/ https://www.zep.co.jp/cat_author/tkatou/

「差動線路」が鍵を握る

USB4(最高40Gbps)、HDMI2.1(最高48Gbps)、PCI Express 6(最高64Gbps)など、汎用ディジタル・インターフェースの伝送速度は、50Gbpsを超えてきました。また、28GHz帯を利用する次世代5G用RFチップのベースバンド・アナログ信号の帯域も6GHzを超えています。  これらの超高速・高周波信号は、同軸ケーブルに代表されるシングルエンド方式の線路では、波形品質を維持し、ノイズ放射を抑えた伝送は不可能です。
 この課題を解決する方法は、次のメリットをもつ「差動線路」の採用です。
(1)外来ノイズに強い
(2)配線からの放射が小さい
(3)クロストークが発生しにくい
(4)ベタGNDの連続性を維持しなくていい

受講対象者・講師略歴・主な著書

差動線路の正確なモデリングとシミュレーション技術を解説

 数十Gbpsの超高速信号がスムーズに流れるパフォーマンスの高い差動線路を設計するためには、アートワークを始める前に、正しいSパラメータ・モデルを使ったシミュレーション検証を繰り返す必要があります。不正確に設計された差動線路間の位相差や電位差は、線路インピーダンスの誤差を生み出し、不整合による定在波を発生させたりします。
 本講演では、超高速・超高周波時代に備えて、正確な差動線路モデルを作るためのネットワーク・アナライザを使った測定技法やシミュレーションの方法を実例を示しながら解説します。高性能な「差動線路」は、EMCにおいても大きなアドバンテージが得られることでしょう。

受講対象者

・USB、HDMI、PIC Expressなどのシリアル・インターフェースの回路および基板設計者
・次世代通信5G無線機の回路および基板設計者
・スマ-トフォン、タブレットPCなどのディジタル回路と無線装置が混載する電子機器の設計者

講師略歴

1990年 無線通信機器メーカで研究開発.その後,計測器メーカでRF測定機器,半導体試験装置の設計開発
2017年 フリーランスエンジニアとして独立,無線通信機器やSDR機器の受託開発
2019年 株式会社ラジアンとして法人化,現在に至る

主な著書

(1)実践式︕トランジスタ回路の読解き方&組合せ方入門、トランジスタ技術SPECIAL No.139。
(2)KiCad × LTspiceで始める本格プリント基板設計[DVD付き]、トランジスタ技術SPECIAL No.142。
(3)ベスト・アンサ150︕電子回路設計ノウハウ全集、トランジスタ技術SPECIAL No.143。
(4)信号処理プログラミングで操るソフトウェア無線機&計測機、トランジスタ技術SPECIAL No.146。
(5)回路図の描き方から始めるプリント基板設計&製作入門、トランジスタ技術SPECIAL No.148。
(6)プリント基板設計 実用テクニック集、トランジスタ技術SPECIAL No.157。
(7)はじめての回路の熱設計テクニック、トランジスタ技術SPECIAL No.159。
(8)アナログ回路入門︕サウンド&オーディオ回路集、トランジスタ技術SPECIAL No.160。

読みもの

(1)5G時代の先進ミリ波ディジタル無線実験室[Vol.3 電磁波の漏れが少ない伝送線路]
(2)5G時代の先進ミリ波ディジタル無線実験室[Vol.6 部品や伝送線路の入出力特性モデル「Sパラメータ」]

一次選考作品

No. 作品名 チーム名

審査員

藤岡 淳一JENESIS株式会社 代表取締役社長 兼 CEO

テクミラホールディングス株式会社 代表取締役副社長。アイワマーケティングジャパン株式会社 代表取締役社長。創世訊聯科技(深圳)有限公司 董事總經理。創紀精工(東莞)有限公司 董事長。大手電機メーカーにて半導体設計、量産設計エンジニア、その後ファブレスIT機器ベンチャー企業を経て、2011年中国深圳でJENESISを創業、翌年に日本法人(現︓JENESIS株式会社)を創業。現在は同深圳工場にてIoT機器の開発製造受託を主に手掛ける。2020年にグループの持株会社体制移行によりテクミラホールディングス㈱代表取締役副社長に就任。WIRED audiINNOVAITON AWARD2019受賞。著書に「ハードウェアのシリコンバレー深圳に学ぶ」など。

山﨑 晴太郎株式会社セイタロウデザイン代表、アートディレクター、デザイナー

立教大学卒。京都芸術大学大学院芸術修士。2008年、株式会社セイタロウデザイン設立。デザイン経営のパイオニアとして、デザインを軸にしたブランディングを中心に、 グラフィック、WEB・空間・プロダクトと多様な分野のアートディレクションを手がける。各デザインコンペ審査委員や省庁有識者委員を歴任。
東京2020オリンピック・パラリンピックではクリエイティブアドバイザーを務めた。
株式会社JMC取締兼CDO。株式会社プラゴ FOUNDER、CDO。TBS「情報セブンデイズ ニュースキャスター」NTV「バンキシャ!」コメンテーター。

石田 のり子Granage LLP 代表

ソフトウエア企業、半導体マーケティング企業でマーケティングを担当後、2006年に韓国FPD調査会社のDisplaybank日本支社を立ち上げ、アナリストとして調査を担当。2007年にGranage LLP(グラナージュ)を設立。2008年には、日経BP社の「FPD International」のイベントプロデューサを務めた。日本のみならず、韓国、台湾、中国、タイ、インドネシアでエレクトロニクス関連事業の調査支援を行う。直近までは中国HUAWEIにて日本のDEEPTECHスタートアップ企業に向けた投資事業にも従事。大学院にて経営管理修士(MBA)課程修了。

審査員コメントページへ >

来場申込

来場申込フォームへ >

スポンサー

ゴールドスポンサー

シルバースポンサー

メディアスポンサー